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第1回●最優先対策は受験校(園)の絞り込み

 

どこを受験するか、幼児教室を決めてそこの先生と相談して・・というケースが多いようですが、受験校の絞り込みを優先することが合格への近道となります。

理由は極めて単純なことです。私立受験を思い立ったのが前年の11月としましょうか。その時点で受験校が2〜3校に絞り込まれていれば、受験校向けの対策がすぐにスタートできます。学校選びは、100メートル競争にたとえると、幼児教室の先生に相談してから決めればいいというお子さんがスタートラインに立ったとき、先に志望校が決まっているお子さんは20メートルも30メートルも先に行ってしまっているのです。この差を縮めるのは容易なことではありません。

志望校が決まっているということはどんなメリットがあるのか。小学校受験というと、ペーパーテストをイメージするとおもいますが、ペーパーテストの出題範囲は記憶、推理、図形、数の大小、比較、言語、常識等々広範囲にわたります。このほか行動観察、個別考査、絵画・制作、運動、巧緻性などのほか、お弁当やおやつを食べさせてその様子をチェックするという学校もあります。加えて、面接も・・すべてを勉強させることは不可能です。また、その必要もありません。出題ジャンル(傾向と言い換えてもいいのですが)は大きな変化はないとおもっていいでしょう。

どの学校でも同じことがいえるとおもいますが、出題ジャンルがガラリと変わることはありません。出題ジャンルが変わるということは、学校が求める子供像に変更があったことになります。出題は入試を担当する教師が担当するという学校が多いようですが、「出題ジャンルの変更」は安易にできるとはおもえません。

志望校が先に決まっているもう1つのメリットは、学校研究がかなり早い段階からスタートできる点にあります。「本校のどんなところがよいとおもって志願したのですか」は、必ず質問されるとおもってください。保護者面接の1週間前に、受験校のホームページを見て、そこから抜き書きしたようなことを答えれば、面接官は、本命校は別にあるかもしれない、本校の受験は滑り止め、試験慣れのため・・と誤解します。

こういうばあい、保護者面接は加点されないとおもってください。お子さんが合格圏内に入っていたとしても、同点の子どもの保護者点が加点されているばあい、お子さんは合格圏内からハミ出てしまいます。

保護者面接は合否に関係しません。ご両親のお人柄などを知っておきたいだけのことです等々と校長先生方は言いますが、鵜呑みにはできません。志望理由を聞かれて、「妻がココがいいと言いました」と答えた父親と、そこまで本校のことをいろいろ研究していただいたのかと面接官が感心した父親のばあい、もし、お子さんの成績が同点だったら、どちらが合格するかは言うまでもないことです。一夜漬けの志望理由と、考え抜いた志望理由の差は、合否を左右するほどの違いがあるとお考えください。