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「願書&一問一答添削講座」
 添削担当者から
 


このコラムでとりあげている会員さんからの質問と添削担当者からの回答は、実際例をベースにしていますが、プライバシー保護の観点から、個人が特定できないように大幅に加筆・修正したケースもあります。お含みおきください。
  お母さんから添削担当者

 

Q わが子の長所は志望校の教育方針に合わせる必要がありますか
志望校は、人にやさしく、思いやりの深い・・という教育方針を掲げていますが、願書の記入項目の中には「わが子の長所・短所」という項目があります。保護者面接でも聞かれることが多いテーマと聞いていますが、わが子の長所は、志望校の教育方針に沿ったものがいいでしょうか。

 

 

 

 

  添削担当者からお母さんへ

 

わが子の長所というテーマで「書く」あるいは「答える」というばあい、志望校の教育方針に合わせた長所を書く必要があるかというお問い合わせですが、程度問題です。たとえば、こう書いた(答えた)としましょう。

人に優しく、思いやりがあり、特に、小さな子や動植物、虫などのめんどうをよくみる子どもです。お友達が落し物をしたら、すぐに気付き、拾って渡してあげたり、幼稚園に入りたての年少さんで、先生の指示通りの場所へ行けない子の手をとり、連れて行ってあげたりしております。

エレベーターから降りる時は、必ず「開く」のボタンを押しながら、中にいる人に「お先にどうぞ」と声をかけ、先に降りてもらってから、自分が最後に降りるというように、相手のことを考えながら行動をします。

如何でしょうか。上の文案のように、「志望校の教育方針に合わせた長所」をいくら並べ立てても、面接官は、そんなにいい子はいないと冷ややかに読み流すかもしれません。面接であれば聞き流します。

「長所」を聞かれたら、5歳6歳の子どもらしい長所を答えるようにしてください。食べ物に好き嫌いはないとか、母親がつくった食事はぜんぶ食べます、幼稚園(保育園)は1日も休んだことがないほど健康です、初対面のお友達とはすぐに仲良しになります、かけっこが早いです、いつもにこにこ笑っています・・など、志望校の教育方針に合わせなくても、お子さんの長所はたくさんあるのではないでしょうか。面接官が知りたいのはお子さんのありのままの姿です。

「受験のための長所」ではなく、お子さんのふだんの様子から、この子の良さはこういうところにあるとお書きください。1つではなく、たくさんリストアップしてください。20も30も書き出してください。そうか、私たちはこういう考え方でわが子を育ててきたのかがおわかりになると思います。そうすると、志望校はどこがいいかも見えてくるとおもいます。

 


 

 001
 Q文章を書くのが苦手です
 002 Q家庭学習だけで受験したいけれど
 003 Q文案(家庭の教育方針)のどこがいけないのか
 004 Q何回、書き直しをしたらいいのか・・
 005 Q「家の真ん前」は志望理由になりますか?
 006 Q「書く」という作業の威力はすごいですね
 007 Q添削担当者とのやりとりが60回もあるというのはなぜですか
 008 Q滑り止め校の志望理由はオーソドックスではいけませんか
 009 Q「我が家の教育方針」には説得力がないという指摘ですが・・
 010 Q我が家の教育方針は「控えめに」が無難です
 011 Qわが子の長所は志望校の教育方針に合わせる必要がありますか
 012 Q志望理由にはどんなことを書いたらいいのですか
 013 Qあなたの面接対策 弱点は何ですか?
 014 Q父親への質問が増えている理由