シングルマザーは不利ではありません。今の時代、そんなカビの生えたような古い感覚の校長はいません。心配無用です。もし、在校生に1人もシングルマザーがいないというのであれば、そういう学校にお子さんを通わせることの是非をよくよくお考えください。
次に、幼児教室や塾に通わせる必要があるかどうかですが、こう、お考えください。受験準備に10のことを学ばせなければならないとしたら、家庭で教えられることは8、残りの2が幼児教室です。
「残りの2」とは、特別な知識や経験ではなく、集団行動に慣れるということです。集団で何かをつくる、ゲームをするなどの場合、5歳6歳の子供でも心得ておかなければならないことはたくさんありますが、基本的な部分は幼稚園で身につけていますから、塾に通わせてまで教える必要はありません。
ただ、現実問題として、テストの点差が接近している場合、試験官の指示通りに行動できるとか、問いかけに真っ先に反応するなど、幼児教室でトレーニングを受けた子のほうが有利であることはたしかです。
首都圏のある人気校の校長に会ったとき、「今年は塾に通ってない子が何人か合格していました」と誇らしげに語っていたことが印象に残っています。
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